音楽・文化批評家の佐々木敦(@sasakiatsushi)さんが2026年5月20日、アーティゾン美術館のクロード・モネ展を訪れた際の体験をXに投稿しました。観客の多くが絵画を見ずに撮影に集中していたという光景を率直に綴ったその内容が、2,793いいねと407RTを集め、撮影マナーをめぐる議論に発展しています。

シャッター音がBGMになった会場

佐々木さんが目にしたのは、シャッター音が「BGMのように場内に響き渡る」という光景でした。「ちゃんと観たい人を疎外している」として撮影の全面禁止を訴えたこの内容には、同様の体験を持つ人からの共感も多く寄せられています。

「美術館に何しに来てんの?って思います。肉眼で観て心に刻め、手元に残したいなら綺麗に撮れてる図録を買えと思いますわ。カメラ越しじゃ絶対わからないものがそこにあるから、実物を見る価値があるのに」と@iolite5765さんはコメントしています。

撮影OK文化を擁護する声も

一方で、撮影が解禁されてきた経緯を踏まえた反論も上がっています。@okamoto_kanonさんは「昔は撮影全面禁止だったのが長い期間をかけて主催者や美術館関係者が貸し出してくれる相手と交渉して最近になって撮影許可が頂けるようになりました。結果的にSNSなどを通じて美術に興味を持つ人が増えてきた」と指摘しています。

「美術館なんてさ 子供がきゃっきゃ言いながら見てもいいし 友達と作品についてしゃべりながら見てもいいし 記念に作品と一緒に撮ってもいいじゃん。芸術は爆発だぜ 岡本太郎が笑ってるよ」

@figaro_maiさんのこの言葉には、別の角度からの異議として注目が集まりました。また@M_S_Keiさんも「絵画をじっくり見てからスマホ通して写真を撮るとモネの見方がまた違います。絵画を見ない人ばかりと主語を大きくしないでください」と述べています。

折衷案を提案する声も

一律の禁止ではなく柔軟な運用を求める意見も出ています。「映画館の声出しOK上映みたいに、撮影禁止日とかつくるとか」と@haru3zuさんが提案しており、賛同の声が寄せられました。

美術鑑賞における撮影文化のあり方は、さまざまな立場の意見が交差するテーマです。あなたはどちらの意見に共感しますか?